公明党“外米大好き”の売国の党では
公明党は外米がお好き自民党以上に自民党的公明党・創価学会員が、口ぎたない他党の悪口を載せた自民党の機関紙「自由新報」を全国各地でまき散らしています。 「自民党以上に自民党」的なやり方ですが、実は米自由化問題でも、公明党は「自民党以上」の経歴の持ち主。アメリカ米のセールスマン役を買って出たり、長粒米が“おいしい”と言ってみたり……。どんな理由があるのか、よほど外米がお好きなようです。
長粒米は“おいしい”「今年(一九八六年)の夏、私は池田克也衆院議員(公明党副書記長)とアーカンソー米に対する市場開放の可能性について話し合った。同氏は日本政府による不公正な貿易制限と高い国内支持価格によって、彼の選挙区民が国際価格の十倍もする米を買っていると述べた。同氏は、日本の消費者は短粒米しか食べる機会がないが、長粒米は日本ではおいしいと考えられていると話した」(八六年十月一日、アメリカ下院農業委員会公聴会で、ビル・アレクサンダー議員=アーカンソー選出) 「最近はタイ米とかカリフォルニア米は案外日本人の嗜好に合うようになっている」(峰山昭範公明党参院議員、八六年十月六日、予算委員会) 古い話と思うかもしれませんが、アメリカ精米業者協会(RMA)が、日本の米市場開放をアメリカ政府に要求したのが八六年九月。この年にアメリカに内通して“反乱”を起こしたのが公明党でした。そして、ウルグアイ・ラウンドで米自由化に追い込まれます。 フランス政府から「オカルト集団」に指定されている創価学会。オカルト宗教のお経を唱えた口には、長粒米が合うのでしょうか! 本当に“外米大好き”の売国の党ではありませんか。
日本の政党で初めて米輸入自由化を提案これを皮切りに、国会では公明党議員の米自由化キャンペーンが次々に行われ、そして一九九〇年には、日本の政党として初めて「米の部分輸入自由化案」を提案。 その中身は(1)九二年にまず二十万トン輸入し、二〇〇二年には五十万トンに拡大、(2)食管制度は九七年に部分管理に移行し、二〇〇二年に廃止、(3)農協のあり方にメスを入れるなどというもの(公明党「国際化時代にのぞむコメ・農業政策」九〇年八月二十八日)。 しかも、この一年前の参議院選挙では「コメなど農産物の市場開放に反対」「食料自給率六〇%の実現」などをうたっていました(「農業・農村活性化のための提言」八九年七月十七日)。 公約破りもウソつきもヘッチャラは、この党の体質、特技。イラク戦争を積極的に支持し、医療費三割負担を押しつけておいて、恥ずかしげもなく「平和と福祉の党」の看板をかかげるのと同根です。 この公明党の提案は、多少数字が変わったとはいえ、どれもこれも、いま進んでいる事態の先取りです。自民党が言い出す前に米自由化と食管つぶしを先取りし、いまは連立与党として悪政執行の先頭に立つ。 口を開けば他人の悪口ばかり、米をつぶし、国を売って恥じないこの党は、農村と農民、そして国民の敵だといわなければなりません。
(新聞「農民」2003.4.7付)
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[2003年4月]
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