「農民」記事データベース20030407-581-04

東京都に要望

キュウリの土壌検査費用を都の負担で

八王子農業を守る会

関連/“女性のパワーは素晴らしい”


 東京の農民連八王子農業を守る会などは三月十二日、東京都農林水産部の農業振興課長と会い、「キュウリ栽培土壌やキュウリの残留農薬検査の費用は都の負担で行ってほしい」と要望しました。

 キュウリ栽培農家はその土壌とキュウリの残留農薬検査を行うように農協から通知されています。この検査費用が三万七千円もかかり、「これではキュウリを作るなということではないか」と農家から不安の声があがっています。こうした要求を取り上げて都に要望したものです。

 都農業振興課の半田課長は「農家の負担をできる限り軽減するよう努力したい」と述べ、都として五百六十万円の予算を計上していることを明らかにしました。

 また、同日、農業を守る会などは八王子市にも要望。農林課長は「キュウリの土壌検査費用については農協と協議している。全額とまではいかないが考えている」と答えました。


“女性のパワーは素晴らしい”

山形・女性部総会

 山形県農民連女性部の第九回総会が三月二十日、山形市の本沢公民館で開かれ、二十人が集まりました。

 女性部が毎年秋に開催している交流会は六回目を迎え、県内を一巡。そのことをふまえて思い切って県外に足をのばそうということになり、八月二日から三日に開かれる秋田での日本母親大会に参加することを決めました。また、母親大会の農村のお母さんの交流会にも参加して、秋田県農民連のお母さんたちと交流しようとの話がトントン拍子に決まりました。

 総会後、置賜農民連の渡沢賢一事務局長が「これからの農薬問題」と題して講演。今後ますます直面するであろう農薬問題とあって、みんな真剣に耳を傾けていました。

 お楽しみの昼食交流会は、講師も一緒に納豆汁、鮭ごはん、郷土料理のひょう干しの煮物、漬物を食べながら懇親。もぎたてのキュウリ、野菜、ネーブル、昆布などが即売されました。

 忙しい中、時間をさいて集まってきた女性のパワーは素晴らしいと体感しました。

(山形県連 柴田雅子)

(新聞「農民」2003.4.7付)
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2003年4月

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