旬の味
何を作っても採算がとれない農業にしてしまった自民党に農民として返答できるチャンスがいっせい地方選挙です▼仕事の合間をみて農家を訪ねています。82歳のおばあさんは「こんなに百姓を叩くときはないよ」と言い、70歳のおばさんは「輸入自由化は農家の収入を減らしただけ」、89歳のおじいさんは「国民も企業献金に頼らなくてもやっていける政党を一つくらいもってなくちゃーね」と話します。私たちが、怒りや不安をどう選挙につなげていくかが大事です▼支配層は莫大な資金を使いテレビで宣伝しますが、それを見ては怒っていました。でももう一つの側面を見落としていました。私たちにあって、彼らにはないもの。それは私たちが民衆の中にいることです。テレビを使って支配層の考え方を国民に押し付けても、全国にいる私たちの仲間が仕事の合間や夜を利用して米つぶし政策を知らせられます。もう一つは、オール与党の地方政治では農業を守れないことです。このことをどこまで農民に伝えられるかが勝負を決めると思います。 (君)
(新聞「農民」2003.3.31付)
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[2003年3月]
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