乳価引き上げを!畜全協が要請
農水省は三月十三日、(1)加工原料乳補給金単価を一キロ当たり二十六銭引き下げ、十円七十四銭にすること、(2)限度数量を十万トン減らし二百十万トンにすること、(3)食肉や子牛の価格を据え置くことなどを決めました。 これは、死亡牛のBSE全頭検査や、ふん尿処理施設の整備などの負担が農家に押し付けられるもとで、畜産・酪農経営をますます窮地に追いやるものです。
農民連・畜全協は、住谷輝彦・畜全協会長らが、同日開かれた食料・農業・農村政策審議会の畜産物価格等部会の説明会および意見表明集会に参加し、乳価を百円以上にすることや、食肉・子牛価格を引き上げることを要請。合わせて、BSEの原因究明と損害補償、ふん尿処理施設整備への補助拡大などを求めました。農民連・畜全協の要請書は、審議会の全委員に配られました。
85人で総会岩手・西根町岩手県農民連の西根町農民組合は三月十三日、大更公民館で総会を開き、八十五人が参加しました。税金や免税軽油、肥料の共同購入のとりくみ、米・野菜の産直運動、バス旅行などレクリエーション、いろいろな集会への代表派遣など、一年間の活動を報告。活動計画では、とくに組合員、新聞「農民」読者の拡大、そして農民組合四十周年記念式典の開催が強調されました。 また、町役場福祉課の職員が「健康つくりについて」と題して講演。岩手県農民連の堂前貢副会長も来賓として出席し、あいさつしました。 (西根町農民組合 鈴木實)
(新聞「農民」2003.3.31付)
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[2003年3月]
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