「農民」記事データベース20030324-579-12

旬の味


 福岡市博多区の西鉄雑餉隈駅を降りると、三年B組金八先生こと武田鉄矢の故郷がある。武田たばこ店は下町の雰囲気のなか今も営業中だ▼十五年前、すぐ近くに農民連の直売所がオープンした。すべてが新鮮で安全、お客さんは顔なじみで会話も楽しい。北海道の娘に野菜の宅配便を頼む人。「沢庵が上手に出来たので、近所にわけた。大根がよかった」と嬉しそうな顔。「近い将来、農業をやりたい」と一年間、毎週会員宅に車を飛ばした元気いっぱいのOL。「戦後の食糧難の時に買いだしに行ったが、リュックが軽く悔しかった」と売場の全部を買い占め目を輝かせる元看護師▼3・2県民集会で「戦争反対、平和は日本の大地から」のムシロ旗を掲げたトラクターを先頭に続く数千のデモ隊。「知事を替えて仕事を増やそう」「借金残すな海残せ」のスローガン▼無党派知事候補の今里滋氏が農民連事務所前に来た。おにぎりを食べながら、右手で必死にメモをとる。巨大モンスターに立ち向かう前九大教授。勝手連の一員として農民連は元気で頑張る。

(督)

(新聞「農民」2003.3.24付)
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2003年3月

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