本音の交流で元気に本音の交流で元気に
国際婦人デーの三月八日、和歌山県農民連女性部第三回総会が、わかやま市民生協組合員ホールで開かれました。 総会では、農村女性アンケートや学習会、セーフガードを求める取り組みなど、二年間の活動が報告され、今後の活動方針を確認しました。 総会のあとは「みかん農家に嫁いで――私の生き方考え方」をテーマに和歌山果樹試験場の主任研究員、宮本久美さんが記念講演。久美さんは「みかん農家に嫁いだ二十三年前、農村の女性は自分の考えを持たないことが当たり前の時代で、家事、農作業など、新聞を読む間もなく働いて当然だった」とふり返りつつ、「名誉や地位やお金にとらわれず、正論が言えるのが女性。栽培や販売に女性の感性を生かし、いろんな分野の人と交流して視野を広く持とう」と、飾らずありのままの言葉で話しました。 久美さんの話に刺激され、その後の交流タイムでは、これまでの辛かったことや悩み、直売所の取り組みやもの作りの夢、「今までこもっていて損をした、外へ眼を向けて生きたい」という希望など、参加者全員が“ええかっこなしの本音”で発言しました。 交流では、作業しやすい野良着ファッションの実演を行ったほか、漬け物、ちらし寿司、豚汁、カップケーキなど、持ちよった手作りの料理で目もお腹も大満足。参加者二十六人は満ち足りた思いで会場を後にしました。 (和歌山県農民連 宇治田悦子)
(新聞「農民」2003.3.24付)
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[2003年3月]
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