遺伝子組み換え 国際基準決めるコーデックス会議“環境・生命・安全、最優先に”NGOがアピール行動
農民連、食健連も参加する「コーデックスNGO行動」は三月十一日、この日から十四日まで開かれるコーデックスバイオテクノロジー応用食品特別部会(コーデックス会議)最終会議の会場となる、パシフィコ横浜会議センター前でアピール行動を行いました。 このコーデックス会議は、遺伝子組み換え生物と食品の安全基準を決める重要な国際会議。そこで、コーデックスNGO行動は、「コーデックス特別部会へのアピール」を発表し、以下の申し入れを行いました。(1)環境・生命の安全を最優先する国際ルールにすること。(2)組み換え技術の商業利用は慎重に行い、審議中の組み換え生物・食品については生産・販売を凍結すること。(3)凍結するまで正確な表示を全面的に実施すること。(4)遺伝子などへの生物特許を禁止すること。(5)安全基準は「質的同等性」ではなく、「予防原則」に立脚したものにすること。(6)策定する基準は最低基準とすること。(7)会議運営は公正で透明性を確保して行うこと。 十一日のアピール行動では、「STOP GMO」「いらない 食べない 作らない」などのカラフルな横断幕のほか、トラクターを積んだトラックを横づけし、会議参加者に英語と日本語で書かれた「アピール」を配布しました。 寒風の吹きつけるなか、関東や名古屋などから参加した四十人は、元気よく「アピール」を配布したあと、会議会場に向かって「遺伝子組み換え食品はいらない」「遺伝子組み換え農産物は作らない」「勝手な国際基準は許さない」とシュプレヒコールを行ないました。 (コーデックス会議の内容は次号掲載予定)
(新聞「農民」2003.3.24付)
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[2003年3月]
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