“イラク攻撃するな”女性たちがアメリカ大使館前で行動
「NO WAR」「アメリカはイラク攻撃をするな」――。東京・港区のアメリカ大使館前で、三月十二日、女性たちの切実な願いを込めた声が響きました。 国連も、国際ルールも無視して、しゃにむに武力攻撃に突き進もうとするアメリカ。その手足を、全世界の平和を願う国民の世論がしばっています。 女性の憲法年連絡会が主催した行動には、百二十人が参加し、国会要請に続いて、大使館までピースウォーク。「イラクの子どもたちを殺すな」のポスター、カラフルな横断幕やプラカードが、通りを行く人々の目を引きます。 大使館前では、「罪のない女性や子ども、市民にはかり知れない犠牲をもたらす武力攻撃は、絶対に許せません」「全世界の人々とともに、アメリカがイラク攻撃をやめることを強く要求します」とする、アメリカのブッシュ大統領にあてた要請書を読み上げ、力いっぱいシュプレヒコールしました。
高橋マス子・農民連女性部長の話今、「アメリカはイラク攻撃をするな」の一声をみんながあげることが大事です。全世界の人々がアメリカがやろうとしている無法な行為に監視の目を向け、いっせいに声をあげています。 罪もない人々の尊い命を奪う戦争は絶対に許せません。同時に、武力攻撃が始まれば、世界中の経済がメチャクチャになります。けっして対岸の火事ではありません。 私もいまハウスでイチゴを作っていますが、すでに重油の価格がじわじわと上がっています。戦争になれば一気に高騰するでしょう。 この問題にしろ、WTOの問題にしろ、二十一世紀は世論が歴史を動かす時代です。孫子にすばらしい世界を渡すために悔いのない行動をとりましょう。
(新聞「農民」2003.3.24付)
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[2003年3月]
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