この人野菜作りも趣味かな?!農民連青年部 新幹事 堀越 茂一(しげかず)さん(24)
ミカンと雑柑類を二ヘクタールの畑で作っている静岡県細江町の堀越茂一さん。他産業に働き始めた父に代わって農業をやろうと決意し、農業高校を卒業してすぐに就農しました。 今年で就農七年目。就農の前年によかったミカンの価格は一転、よい年でも以前の六割から七割の価格になり、低迷が続いています。 「作ったものの評価が得られないと張り合いが出ませんね。でもこれを打破しないと」と前向きな茂一さん。新しいことは何でもやってみたいとチャレンジ精神旺盛で、家族や近所の人などに聞きながら生産技術を磨いてきました。今でこそ頻繁に畑を見に行きますが、六年間のうち二回、大きな失敗を経験したと苦笑い。 楽しみは山にドライブすることと、年に何回かやるバーベキュー。「趣味は晴耕雨読の生活で、野菜作りも趣味的かな?」と笑う茂一さん。直売所でお客さんと対話しながら、どんな野菜を作ろうか考えるのが面白いといいます。直売所は昨年四月、細江農産物供給センターの生産者と一緒に丸太を使って手作りしました。経営の主力はミカンですが、ニンニクやタマネギなどの野菜も作っています。 細江農産物供給センターの理事と青年部の部長を務める茂一さんは今年二月、全国連青年部の幹事になりました。 「農業に関心のある青年と交流しながら、農業のことをもっと知らせていきたい。非農家の青年と一緒になって畑を守り、新規就農者を増やす取り組みをやってみたい」と茂一さん。「いいものを作っていきたいし、農業の役割や必要性をわかってくれる社会にしたい」と抱負を語ってくれました。
(新聞「農民」2003.3.17付)
|
[2003年3月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2003, 農民運動全国連合会