産直ボックス丸ごと使ってHAPPY料理
愛知県のアツミ産直センターから野菜ボックスが届きました。スナップエンドウや大きなトマト! きっとあちらはもうずいぶん春めいているのだなぁ…と、ボックスの空気に春を感じました。今回の野菜は他にキャベツ1玉、大きな白ネギ2本、スナップエンドウ100g、コマツナ250g、ニンジン4本、チンゲンサイ2株400gです。 ブロッコリーは電子レンジで加熱すると、茹でるのに比べて水っぽくなく、おいしくできます。
●1日目*ブロッコリーのサラダ ブロッコリーは子房に分け、さらに食べやすく切り、軸に切り込みを入れ、火が通りやすいようにする。太い軸のところは繊維を切るように横に薄切りにする。また太い軸のわきの細い軸は斜め薄切り。葉も使う。 お皿に軸の部分だけ入れ、水大さじ1をふりかけてラップ等で蓋をして、電子レンジ強で2分半、半分くらい火が通った感じくらいに加熱。その後、上に子房の部分を乗せて3分加熱する。電子レンジにより火通りに差があるので、食べてみながら加熱時間を決める。ザルなどに広げて冷ます(水につけない)。 加熱している間にドレッシングを作る。大きいボールにおろしショウガ大さじ1/2、小口切りネギ60g、トマト角切り150g、しょうゆ大さじ1、酢大さじ1、ゴマ油大さじ3を入れる。 トッピング用に、ベーコン50gを細切りにしてカリカリに炒め、ピーナツ50g(殻と皮をむいた正味)を布巾などに包んで砕いたものを加えてさらに炒める。 食べる直前にボールのドレッシングの中にブロッコリーを入れて混ぜ、お皿に盛り、上からベーコンとピーナツのトッピングをかける。 *ニンジンと炒めキャベツのミルク茶碗蒸し*
●2日目*チンゲンサイとサバ缶のホットサラダ* 長ネギの白い部分で長さ3cmくらいの白髪ネギを70g作る。1/4ほど水にさらしてパリッとさせる。チンゲンサイは軸と葉の部分に切り、軸の太い部分は縦2つに切る。葉の大きいものは食べやすく切る。鍋に1lのお湯を沸かし、塩小さじ1/2、サラダ油小さじ1を入れ、軸を先に入れ、八分くらい火が通ったところで葉を加えて茹で、ザルにあけて水気を切る。 チンゲンサイを茹でている間にサバ缶ドレッシングを作る。フライパンにゴマ油大さじ1を入れて熱し、サバ缶1缶(180g)を入れて一口大に木ベラなどで割りながら温める(細かくしすぎない)。水にさらしていない方のネギを加え、歯ごたえが残るくらいに熱しすぎないように混ぜ、ショウガ汁小さじ1/2、しょうゆ少々で味をととのえる。 お皿に茹でたチンゲンサイを盛り、上にサバ缶ドレッシングを乗せる。水にさらしておいたネギを乗せる。 *具だくさん呉汁*
●3日目*スナップエンドウとおからのニョッキのトマトソース* *キャベツとニンジンのサラダ*
●4日目*豆腐ステーキめんたいこソース、コマツナ添え* *ニンジンたっぷりひじきの煮物*
●5日目*蒸しキャベツのニンニク味噌とコマツナ炒めの焼きまんじゅう* *ワカメとネギのスープ*
菜の花も満開愛知・アツミ産直センター愛知県は渥美半島のほぼまんなか、赤羽根町のブロッコリー畑から(写真〈写真はありません〉)。常春といわれる渥美半島でも今年は例年にない寒さが続き、野菜の生育も遅れがちでしたが、ようやくブロッコリーの収穫もピークを迎えようとしています。赤羽根町は渥美半島の太平洋側にあり、もともとは漁師町でとうちゃんは海へ漁に、じいちゃん、ばあちゃん、かあちゃんが畑で大豆や小麦を作っていました。状況がガラッと変わったのは一九六〇年代から。豊川用水ができ、国の補助事業でガラス温室の団地が次々と建ち、今では電照菊を中心にした施設園芸が中心になっています。そのため写真をとったブロッコリー畑の周りにも遊休農地がいっぱい。その畑を農民連の仲間が借りて生産を増やそうとがんばっています。一方海のほうは、漁師に代わってサーファーが占領しています。 また、となりの町、田原町ではセンターの役員をしている農業委員が先頭になって遊休農地に菜の花を栽培する事業を町と一緒に進め、今が見ごろを迎えています。 菜の花満開の常春の地、渥美半島へぜひお越しください。大アサリもおいしいよ。 (アツミ産直センター 本多正一)
(新聞「農民」2003.3.17付)
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[2003年3月]
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