剪定・虫害防除法を学習栗の産地守ろう―茨城・中央農民組合―
「栗の栽培技術を確立し、日本一の生産地を守ろう」茨城・中央農民組合は一月二十七日、県園芸試験場の研究員を講師にして、講習会を開きました。組合員十五人が参加した講習会では、剪定、施肥、防除や収穫後の虫の発生を予防するやり方などについて詳しい説明を受け、勉強しました。 茨城県は年間五千五百二十トンの栗を生産し、日本一。とくに県内でも美野里町、茨城町など中央農民組合の地域が栗生産の中心です。しかし、中国や韓国からの栗輸入の影響で価格が暴落。昨年九月の栗の庭先価格は百円台を維持しましたが、十月には四十円と史上最低に落ち込みました。栗栽培農家は深刻な事態に置かれています。 こうした状況を打開し、栗生産地を守るため、生産量を飛躍的に伸ばす剪定のやり方や適切な虫害の防除法などを学ぼうと講習会が開かれました。 中央農民組合は、日本一の栗産地の地域産業を守る取り組みを強めています。 (鈴木武)
(新聞「農民」2003.3.3付)
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[2003年3月]
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