「農民」記事データベース20021216-567-08

障害者といっしょに

みかん狩り

愛 媛

関連/喜志冨美代さんの感想


 愛媛県菊間町の私のみかん園で十一月十日、障害者らがみかん狩りを楽しみました。松山市の民間の障害者団体「障害者の自立支援センター」が呼びかけ、恒例の行事となり、今年で八回目になりました。松山市をはじめ伊予市、北条市、松前町などの県内各地、遠くは神戸市から障害者九人(車イス使用者六人)を含む三十一人が参加しました。

 自己紹介の後、スタッフが準備してくれたイモ焼きの鍋を食べながら交流を深めました。食事のあと、ぽかぽか陽気のなか、みかん狩りや釣りをしました。

 旅行の途中で参加した神戸市の女性は「初めてみかん狩りをしました。楽しかった」といい、初参加の男性は「木になっているみかんを初めて見た。箱に入っているのしか知らなかった」と感想を話していました。

(菊間農民組合 大道法幸)


喜志冨美代さんの感想

(松山市)

 私は昨年と今年と二回目の参加です。足(車)もないので、やめておこうと思っていたのですが、福野さん(自立支援センター職員)に勧められて行くことにしました。天気も良く、風もなく、絶好のみかん狩り日和でした。昨年見た景色がそのままありました。変わっていたのは、参加した人たちでした。いろいろな人にふれ、自己紹介もして、良かったと思いました。

 昨年と違ったみかん狩りができ、心から喜んでいます。参加しなかった皆さん、来年はぜひ参加してもっと大きな“和”をひろげましょう。

 スタッフの皆さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

(新聞「農民」2002.12.16付)
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2002年12月

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