熱気ムンムン、大成功“食の安全”考える講演会函館、札幌、釧路 石黒所長招いて
「それでも食べますか! 食を考える講演会」が十一月十七日、北海道釧路市のアクアベールで開かれました。講師は、輸入食品から相次いで残留農薬を検出してマスコミでもすっかり有名になった農民連食品分析センターの石黒昌孝所長。農民連釧根地域協議会が主催し、消費者団体、農民団体、労働団体、民主団体などに呼びかけて開催しました。 会場は、百人を超える参加者で熱気ムンムン。石沢元勝・釧根地協議長のあいさつに続いて、いよいよお待ちかねの石黒所長の講演。用意した席はほぼいっぱいになり、参加者は、石黒さんの話に熱心に聞き入っていました。 昼食は、農民連女性部を中心に道産の米、小麦で作ったおにぎりやパン、搾りたての牛乳で作った自家製ストリングチーズ、牛乳、自家野菜で作った漬け物などが並びます。この農家自家製のストリングチーズが好評で、「おいしかったので販売してほしい」との声も出されました。 午後からの質疑応答、意見交換の時間では、「食の安全を守るために農業との連携を強めることが大切」といった意見も。また、「普段の買い物で安全なものを見分けるにはどうしたらいいか」「安いパック旅行で食べるバイキング料理は大丈夫なのか」などの質問が次々に出され、食の安全に対する関心の高さが示されました。その中で、昆布漁家の女性は、「視察研修で中国に行った時に、海に何か散布しているのを見た。心配だ」と語っていました。 石黒さんは、三日間で函館、札幌、釧路をまわり、いずれの講演会も百人を超える参加者で大成功でした。 (北海道農民連釧根地協 岩崎和雄)
(新聞「農民」2002.12.16付)
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[2002年12月]
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