兵庫収穫祭に四千人多彩な参加でにぎわう
兵庫収穫祭が十一月十日、神戸市西区の高塚公園で開かれ、四千人が参加し、さわやかな秋晴れの一日を過ごしました。 阪神淡路大震災の被災者の激励を大きな目的に行われてきた兵庫収穫祭は、今年で八回目。兵庫労連、神戸医療生協、新婦人、農民連などが組織してとりくんでいます。 今年も、農民連、新婦人、争議組合などの店舗が並び、餅つき、健康チェック、行政相談のほかに、新しくトランポリンなどのコーナーも。 農民連の店舗も、「国産大豆の納豆があるわ」「野菜が安いわ」と買い物をするお客さんでにぎわいました。 (兵庫農民連 上野信行)
青年部が収穫感謝祭千葉食品安全の学習も十一月十七日、第二回「収穫感謝祭」が多古町の“しんのみくうかん”で開かれました。参加者は千葉合唱団、千葉県農民連青年部あわせて二十人。収穫感謝祭の基本概念は「食と農」です。 普段、自分達が口にしているものがどの様な食べ物か、食品の安全性についての問題や、日本の農業情勢などを同世代の若い人達と共に学習しようと企画しました。 今年は、畑からゴボウ、人参、さつま芋を収穫し、その食材を使って料理を作りました。豚汁、きんぴら、サラダの三班に分かれて調理。その他、釜で飯を炊いたりして親睦を深め、また、味覚試験や野菜知識テストも行いました。 来年はさらにこの「収穫感謝祭」を年に一度ではなく、種まきから栽培管理、収穫へと年間を通して体験交流を行いたいと考えています。 (千葉県農民連青年部 石橋正)
大雪で果樹に被害秋田県横手・平鹿地方十一月十二日未明から降った季節はずれの大雪で、秋田県横手・平鹿地方の果樹に大きな被害が出ました。 十文字町のぶどう畑では、まだ収穫中のスチューベンの棚などが雪の重みで倒壊。一カ月も早い降雪は、観測史上でもなかったこと。農民連会員の小川弘一さん(弘香園の園主)は「こんなダメージを受けたことは、長年ぶどう作りをしてきて初めてだ。夏の長雨で地盤が軟らかくなっていたので、ぶどう棚の支柱が倒れやすくなっていたのだろう」と話していました。農民連はさっそく現地調査を行い、復旧作業の応援を開始しました。 平鹿町では、りんごの主力品種「ふじ」が収穫直前だったため、落下や凍結、枝折れの被害が続出。とくに、りんごの味が、ずばぬけて優れる山の斜面で栽培されているりんご園には車が入れず、収穫皆無の事態となっています。 小林果樹園の小林昭一さんは「日照不足で色付きを少しでもよくしようとギリギリまで収穫を待っていた矢先の大雪。自然のこわさを思い知らされた」と話し、町役場や農協へ緊急の対策を要請しました。 (秋田県連 佐藤長右衛門)
(新聞「農民」2002.12.9付)
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[2002年12月]
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