果物産直の消費者が南アルプスの麓でリンゴ狩り飯伊農民組合
十一月九日、静岡県の三島市、長泉町の消費者四十四人が、長野県松川町を訪ねて、リンゴ狩りを楽しみました。 南アルプスの麓に広がるリンゴ畑。遠くの山並みは、十一月初旬の寒波で、すっかり雪化粧をしています。この日は、山から吹く風に乗って、初雪がはらはらと舞いました。 白銀に輝く連山と真っ赤なリンゴのコントラストは、この時期の当地を象徴する彩りです。指先がかじかんでしまいそうな寒い日でしたが、楽しそうにリンゴをもぐご婦人。子どもたちも、広々とした果樹園を元気に走り回っていました。 この静岡県の消費者と飯伊農民組合の果物の産直は、今年で十三年になります。三島市で働いていた組合員の兄弟が、まわりの消費者にも声をかけて始まりました。品目も、リンゴだけでなく、桃、梨、サクランボ、ラフランス、ブルーベリー、干し柿、リンゴジュースなど、どんどんバラエティーに富んできました。そして、近年はこうしたイベントも恒例になり、毎年のように開いています。 リンゴ狩りの後は、組合員手作りのおにぎりやトラスト大豆の玄米こうじみそを使った豚汁、漬物、煮物などを食べながら交流しました。 「リンゴもおいしいけど、漬物もおいしい!」などの声もあがり、食の安全性に対する不安が広がるなかで、顔の見える農家が作った安全・安心、しかもおいしい農産物をふんだんに楽しんでもらえたようです。 (長野・飯伊農民組合 菅沼浩)
(新聞「農民」2002.12.2付)
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[2002年12月]
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