「農民」記事データベース20021125-564-03

軽トラコンボイで宣伝

米と農業を守ろう

兵庫県

関連/農家の声援を受け街頭宣伝


 兵庫農民連は、「米を守る運動が正念場を迎える十一月を前に、宣伝、学習会を旺盛にやろう」と役員会で意志統一。十月二十四日、宣伝車を先頭に五台の軽トラを連ねて、三木、小野、加西、多可郡など、播州平野の北部の米どころ、北播磨を終日運行しました。

 沿道の直売所でブドウを販売している農家や、信号待ちの通行人が、「米を守ろう、農業を守ろう」の訴えや軽トラのノボリに関心を示し、振り向いて、じっとながめる姿もありました。

 二十六日は、全国連の笹渡義夫事務局長を講師に、小野、氷上の二カ所で「米を守る学習会」を開催。七十一人が参加しました。

 笹渡事務局長は、新聞「農民」号外や、政府の「経済財政諮問会議」の資料を使って、農業版「小泉改革」の危険なねらいを説明。「今こそ、これをはね返す運動を広げて、農民連を強く大きくしよう。大いにものを作って売っていこう」と訴えました。

 参加者からは、「業者売りが農協並みに安かった」「酒米の山田錦も売れ行きが悪い」「農業経営が困難な中で、農業高校の子どもたちに『農業をやれ』と言えない。どうしたらよいか」などの意見が出され、こうした事態をたたかいで打ち破っていく決意を固め合いました。

(兵庫農民連 上野信行)


農家の声援を受け街頭宣伝

福島・安達地方

 福島県・安達地方農民連は、十月三十日、宣伝カーで管内の二本松市、安達町、岩代町、東和町を回り、米政策の見直しに対する農民連の提案を農家に訴えました。

 斉藤広二会長を先頭に六人の役員が、街頭からの訴えやカラー刷りの新聞「農民」号外を手配りして宣伝。朝刊に「農民」号外を折り込んだこともあって、田んぼから手を振って応援する農家や、街頭からの訴えをうなずいて聞いている人も。

 参加した役員は、「稲の架け替え作業をしている人から手を振って応援してもらい、がんばる力がわいてきた」「支部ごとに一日かけて宣伝カーを回し、もっと農民連の提案を訴えたい」など、米「改革」に対するたたかいに意欲を燃やしていました。

(安達地方農民連 本多芳司)

(新聞「農民」2002.11.25付)
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2002年11月

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