登録失効農薬問題の緊急動議が可決群馬県農業委員大会
十月十日に開かれた群馬県農業委員大会で、農民連会員の農業委員が中心になって提案した登録失効農薬問題の緊急動議が、全会一致で可決されました。 群馬農民連は、農業委員大会に先立って、農業委員の会員に集まってもらい、農業委員会議を開催。大会議案から、登録失効農薬問題が抜け落ちていたことから、緊急動議を提出することにしました。会員でない四人の農業委員にも賛同を呼びかけて、提出要件をクリアー。当日は、根岸敏夫・前橋勢多農民連会長が補足説明に立ちました。 根岸さんは、いち早く県が農薬の適正な販売、使用および管理に関する条例の制定を進めたことを評価。そのうえで「儲けのために登録失効農薬を輸入し、販売した業者と、それを野放しにしてきた農水省の責任は重大。二度とこうしたことが起きないように万全の対策を立て、風評被害の救済策をとるべきだ」と求めました。また、私もBSEで老廃牛が滞留している酪農家の実態を発言しました。 農業委員大会を前に開かれた恒例の群馬農民連農業委員会議は、農業委員会を活性化し、地域農業を守る意気に燃えた会議となり、農民連会員の農業委員の集まりを継続していくことを申し合わせました。 (群馬農民連 下田嘉丈)
(新聞「農民」2002.11.4付)
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[2002年11月]
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