「農民」記事データベース20020722-548-12

旬の味


 「うわぁーおいしい」。今年で五回目の大豆畑トラスト種蒔き後の昼食交流会。採れたてトウモロコシに感動の一声が、汗の流れを忘れさせてくれる▼本紙「HAPPY料理」の吉田文子さんが田植え交流会に参加した。前夜、ローソクの灯だけで食べた「インカのめざめ」は抜群の味。アンデスの二倍体性ジャガイモから育種した品種で、スウェーデンでは「アーモンドポテト」として販売されている。料理のプロは、食材の特徴を生かすのが上手。情熱たっぷりに「野菜をたくさん食べよう」と訴えた吉田さん▼先日、中学生の子どもがチラシを持ってきた。「生命を生みだす母親は生命を育て、生命を守ることを望みます。集まれば元気、話しあえば勇気、第48回日本母親大会in福岡、7月27、28日」の案内。毎朝、トントンと台所から流れてくる何ともいえないリズム。家庭の味の演出が始まる。素朴な力強さを持った農村のお母さん交流会も同時に開かれる。「生命の源」の食料を作ることに毎日励んでいる「もの作り」プロも、大いに参加したい。

(督)

(新聞「農民」2002.7.22付)
ライン

2002年7月

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