庄内三大祭大山犬祭り
庄内三大祭(酒田港祭り、鶴岡天神祭り)の最後を飾る「大山犬祭り」が六月五日、晴天の中、鶴岡市大山地区で古式豊かに繰り広げられました。箱に載せられたメッケ犬、大名行列、ムジナにささげた仮女房(娘)、カラグリ山車行列などが町内を練り歩きました(写真〈写真はありません〉)。 椙尾(すぎお)神社の例大祭として行われるこの大山犬祭りは、田畑を荒らし、人を食らう化け物(ムジナ)を退治したメッケ犬を祭ったのが由来。ある修行僧が丹波の国に住むメッケ犬を連れてムジナを退治し、それ以後豊作に恵まれるようになりました。 神社の氏子は地域ごとに上頭、大山頭、下頭の三頭に分けられ、それぞれの地域の頭家(とうや)と呼ばれる氏子の家に、神宿(かみやど)と呼ばれる二坪ほどのほこらを据え付け、頭家は一年間、神に仕えることとなります。 最近は、神宿を務めるのは、経済的にも住宅事情的にも難儀になってきており、町内会でつとめる町内神事に変わってきています。 (庄内産直センター 佐藤光雄)
(新聞「農民」2002.7.15付)
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[2002年7月]
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