石川農民連 圃場で米作り交流会こういう機会、待っていた
石川農民連は六月十六日、「米作り学習交流会」を行いました。参加者は二十人。辰口町の無農薬田・減農薬田の三か所の圃場を、生産者の説明を聞きながら見学し、午後は長年米作りを指導してきた技術者を講師に意見交流を行いました。 今年は好天に恵まれ、稲の生育は順調に進んでいます。雑草も勢いをつけてきました。とくに除草剤を使わない水田では、雑草対策が肝心で、除草機を押したり、悪戦苦闘しています。「安全な米を作りたい」その一心で取り組んでいます。 無農薬田・減農薬田での米作り、根の活力の見分け方、肥料の使い方、稲の生育など、学ぶことはたくさんあります。参加者からは「こういう機会を待っていた。また開いてほしい」「自信を持って出せる米作りに励みたい」などの意見が出されました。 石川農民連では、数年前から米作りのレベルアップをはかるため、苗箱検討会や田まわりなどを行っており、昨年からは「少しでも品質を安定させる努力をしよう」と、生産者全体が「米作り学習交流会」などに参加することや、栽培履歴の記入についても話し合ってきました。 今年は「栽培ごよみ」を全面的に見直すことを目標に、より安全で、地域に合った栽培技術を研究しようと、全県の学習交流会を六月と収穫後の二回、計画しました。能登支部で八月上旬に出穂後の田まわりを計画しているほか、今後、各地区ごとに計画をたてています。 (石川農民連 西忠恭)
(新聞「農民」2002.7.8付)
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[2002年7月]
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