石川・大阪・福島の農民連大阪新婦人と136カ所で交流
大阪新婦人と米、野菜の産直にとりくんでいる石川・大阪・福島の農民連は六月四〜九日、五十人以上の生産者が参加して、大阪府下百三十六カ所で千五百人を超える消費者と交流しました。 今回の交流会は「産直交流で命と暮らし、平和を守ろう」がテーマ。農業・食料問題とともに、小泉政権が進める「構造改革」によって壊されている暮らしの問題をどう解決していくのか、「有事法制」によって脅かされる平和をどう守ってゆくか、交流しました。 六月六日の大交流会では、会津民主教育研究所の大塵英夫さんが講演。「おやつ安全カード」の取り組みを通じて、子どもたちが安全な食べものとは何かを学習していく過程を話しました。今回、このとりくみに学んで、農民連と新婦人が独自に定期券サイズの「食べものチェックカード」を作製。食卓チェックとあわせて活用し、ずさんな食品行政にメスをいれるキッカケにしたいと考えています。 若いお母さんが参加する新婦人・リズム小組との交流では、次々に明らかになる農薬の残留や不正表示によって、食への関心が高まっており、たいへん充実したものに。働く女性たちとの「職場班交流会」では、「食べる」ことにこだわりながら、ライフスタイルを変える取り組みが少しずつ広がっていることを実感しました。 産直運動十年の取り組みは、確かな変化を作っています。次の十年への確かな一歩を作った交流会でした。 (福島県農民連 根本敬)
“食品安全への意見書”全会一致で採択東京・東久留米市東京都東久留米市議会は六月二十日、「食品添加物、輸入食品などに対する監視体制を強化し、食品安全行政の改善を求める意見書」を全会一致で採択しました。意見書は、(1)合成香料への使用基準を定め、香料成分の表示を義務付ける(2)食品監視体制を強化し、検査率の向上を図る(3)安心、安全な食の実現のためにも日本の農業を守り、自給率を高める対策を早急に取り組むよう政府に要求しています。 意見書は、日本共産党が提案したもの。 (東久留米市 原のり子)
(新聞「農民」2002.7.8付)
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[2002年7月]
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