産直ボックス丸ごと使ってHAPPY料理
福島県相馬郡、浜通り農産物供給センターさんからの野菜BOXは、大根・スナックえんどう・こかぶ・生しいたけ・きゅうり・玉ねぎ・ズッキーニ・レタス・新じゃが芋の9品目1500円。こかぶの葉の緑色の濃いこと! 太陽の光をいっぱい浴びた元気な野菜たちです。新じゃが芋は、タワシでこするとするりと皮がむけます。スーパーなどで買うと新じゃが芋とあっても、掘りたてホヤホヤでなければこうはむけません。産直ならではの嬉しさです。つるりとした表面の食感を楽しむためにさっそく、じゃが芋をどっさり入れた炊き込みごはんを作りました。 〈産直BOXが届いた日にしておきたいこと〉 大根葉、かぶの葉を新鮮なうちに茹でて冷蔵庫へ。黒ずみやすい生しいたけでドレッシングを作る。フライパンにごま油大さじ2とニンニク1かけ薄切りを入れて中火でゆっくり炒め、しいたけ50gを1cm角に切って加え、炒める。みりん大さじ1、醤油大さじ1.5を加えてひと煮立ちさせ、瓶などに入れて冷まし、新玉ねぎ50gのみじん切り、おろししょうが小さじ1/2、酢大さじ1.5〜2を加え、冷蔵庫で保存する。10日くらいもち、冷奴にのせてもおいしいので、多めに作っておくとよい。
●1日目*新じゃがコロコロピラフ* 玉ねぎ1個200gをバター20gで炒め、さっと洗いザルにあげた米1.5カップを加え炒める。じゃが芋500gを3cm角に切る。 炊飯器に水360mリットル(米の体積の1.2倍、普通の水かげん)、コンソメスープの素1.5個、こしょう、醤油小さじ1、塩小さじ1/4を加え、炒めた玉ねぎと米、じゃが芋を加え、普通に炊く。炊きあがったらバター20gを加えて混ぜる。今回はレタス外葉のおかか炒め・きゅうりのハム巻きを添えた。 *生しいたけと卵のスープ*
●2日目
*大根ステーキスナックえんどう添え* ●3日目
*大根・牛筋・じゃが芋の赤味噌煮* きゅうり4本は千切りスライサーで斜め千切りにし、ボールに入れる(包丁で切ってもよいが、千切り器で押し切りにした方が表面がギザギザになるため、水分が早く出やすい)。味噌大さじ2強を入れ、冷蔵庫で冷やしながらしばらくおいておく。すぐにきゅうりからたくさんの水分が出る。とれたての瑞々しいきゅうりならこれだけで冷たい味噌汁に。水分が足りなければ水少々足してもよい。氷を浮かべて冷たくいただく(長野県飯山市で教えてもらった郷土料理)。
●4日目*ホタテの梅味カルパッチョ・白かぶ添え*
●5日目*ズッキーニたっぷりのラタトゥイユ(トマト味煮)*
●6日目
*野菜たっぷりカレー* 作っておいたものを利用する。
福島浜通り農産物供給センター本当の季節感を味わってほしい二十年前に地元の朝市に参加した当時、「虫はだめ」「姿の悪いのはいや」と言われ、消費者と生産者の「目」の違いを感じたことがありました。「守る会」に参加してから、私の野菜生産への考えと同じ方々と知り合い、野菜作りに意欲が湧いています。野菜作りはたいへん手がかかる仕事ですが、成長の楽しみと、消費者の皆さんへ渡す時の顔と安心を思い描きながらがんばっています。 いま騒がれている輸入野菜の「見た目さえよければ中身はどうでもいい」という儲けだけの考えに不満と不安を感じています。消費者の皆さんには、見た目や便利さで評価するのではなく、賢い買い方をして、自分たちの体を守ってほしいと思います。 野菜は天候に左右されるものです。本当の季節感を味わうことを忘れないでほしいと思います。 (生産者 木幡昭子)
安全な農産物に誇りと自信「百聞は一見にしかず」浜通り農産物供給センターでは、きちんと栽培計画をたててその通りに栽培されているか、定期的に畑まわりをして、生産者とコミュニケーションをとっています。また消費者の皆さんの意見や要望なども取り入れながら、全体を調整して出荷しています。なにしろ生鮮品なので、早め早めの対応が要求されて大変ですが、安全な農産物を届けていることに誇りと自信をもって、生産者とともに仕事に励んでいきたいと思います。 (センター職員 西 仁子)
(新聞「農民」2002.7.1付)
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[2002年7月]
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