有事法制に反対し、政治革新を全国革新懇・世話人総会ひらく
全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)の第二十二回世話人総会が六月十五日、東京・千代田区の学士会館で開かれ、各界各層、団体、四十七都道府県の世話人ら二百人が参加しました。有事法制に反対し、平和、憲法、暮らしを守る世論と共同を広げ、政治革新をめざす草の根からの取り組みを展開するなどの運動方針を採択しました。 運動方針を提起した小林洋二代表世話人は「有事法制など反動路線を突き進もうとしている小泉内閣は、改革とは無縁なタカ派の正体を鮮明にし、国民との矛盾をいっそう深めている。小泉内閣にはもはや政権を担う資格はない。すみやかな国会解散と総選挙を強く要求する」と訴えました。 討論では、有事法制に反対する各地の創意工夫をこらした多様な取り組みや国民の暮らしと雇用、営業を守る活動が活発に報告されました。農民連の笹渡義夫事務局長は、BSEの損害請求運動の輪の広がりで四野党が共同で「BSE対策法」を提案し、さらに全会派一致で法案を成立させたたたかいなどを報告し、農村で農業つぶしの小泉政治への批判が高まり、自民党支持者との共同も発展していることを発言しました。 日本の未来を担う青年のなかに政治革新の展望を広げるために、青年のエネルギーを結集し、青年革新懇の結成をめざすという方針が初めて掲げられました。 総会は百九十人の世話人と二十二人の代表世話人を決めました。農民連の佐々木健三会長が代表世話人に再選され、笹渡義夫事務局長が新しく世話人に選ばれました。
(新聞「農民」2002.7.1付)
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[2002年7月]
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