「農民」記事データベース20020520-539-07

県西産直センター 茨城

「新鮮なもの、お届けするよう心掛けて」


 田植えで忙しかったゴールデンウィークも終わり、田に植えられた苗は初夏の風にさらさらとゆれて、静けさを感じます。

 今、茨城県西の出荷している品物で一番多いのがブロッコリーです。暖冬で生育が進み、予定より早いのですがりっぱに育ち、栄養たっぷりの旬の味です。そして季節限定の葉付き人参。若く柔らかい葉のため、刻んでいっしょに天ぷらにするのが喜ばれております。

 写真は二月の中頃、ジャガイモの種芋の植え付け作業をしているところです。この日は風が強く、土ぼこりがすごい勢いで舞い上がり、たいへんな作業となりました。ジャガイモ生産者の滝沢さんは農機具の展示会を見に行くのが趣味だということです。新しい機械の試運転では、一人が運転して、後ろの人がコンテナに積まれた種芋をいくつかの機械に穴に入れていき植え付けながらマルチをかけていきます。芽が出てきた頃にマルチに切り込みを入れて芽を伸ばしてあげます。

 マルチ栽培のものは五月に入り、花も咲き始めました。収穫は五月下旬頃となります。そして露地ものがその一〜二週間くらい後とのことでした。

 県西産直センターでは新婦人ボックスのメニューを決めるのは、野菜の各部会ごとの担当者といろいろ話し合ったりして、旬のもの、新鮮なものをお届けするよう心掛けています。また県西で採れた大豆から作っていただいている風味豊かなお豆腐も人気の一つです。そして時々、各産地からめずらしい果物なども取り入れてボックスには工夫をこらしています。

(新聞「農民」2002.5.20付)
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2002年5月

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