「農民」記事データベース20020520-539-06

産直ボックス丸ごと使って

HAPPY料理

料理研究家 吉田文子さん


 「グリーンボール・トマト・春白菜・分けつねぎ・しいたけ・ニラ・葉つき大根・新玉ネギ・カブ」という9品もの盛りだくさんなBOXが1530円(センター届けの場合)。いつも思うのですがどこの産直センターも値段をおさえる努力がすごいと思います。少し前まで、農薬をおさえたいい野菜は「高い」というイメージがありました。毎日たっぷり食べたい野菜ですから、「よいものが安く」はとても嬉しいと思います(安すぎるのには反対ですが)。

 〈産直BOXが届いた日にしておきたいこと〉

 白菜を外側の葉からはがし、すぐ食べられる状態に切って、半量くらいを漬物にしておく。今回はキムチ漬けの素を使ってキムチにしておき、最終日に鍋ものにする。大根葉は茹でる。


 ●1日目

*ニラとしいたけのスタミナにゅうめん*

 ●2日目

*カブのミルフィーユ・海老あんかけ*

 カブ4個はスライサーで横に薄切りにする。鶏ひき肉200gに薄口醤油小さじ1.5、こしょうを加えよく練るようにして混ぜ、玉ネギ200gみじん切りにしてかたくり粉大さじ2をまぶしたものを加えて混ぜる。
 できたひき肉生地をカブの薄切りの間に少量(小さじ1くらい)ずつ乗せて5〜6枚重ねる。これを12個作る。半分ずつお皿に並べてラップをかけ、電子レンジで5分加熱する。真ん中に串を刺してみて火が通っているか確認する。和風出し汁400mlに細かく切った海老100g、みりん大さじ1、薄口醤油小さじ1、塩少々で味をつ
け、かたくり粉でとろみをつける。茹でたカブの葉を刻んだものを50g加えて火を止め、カブにかける。

 ●3日目

*白菜とアサリの土鍋蒸し煮*

*トマトと新玉ネギのサラダ*

 ●4日目

*豚肉の上新粉蒸し*

 キャベツ600gは6cm角くらいに手でちぎり、葉の根元のかたい所は包丁で薄切りにする。せいろに山のように真ん中が高くなるようにして入れる。ボールに醤油・味噌・サラダ油各大さじ1、トウバンジャン・砂糖各小さじ1、酒・チキンスープ各大さじ2、こしょう少々、上新粉大さじ4、ネギ100gみじん切り(半分は後でかけるので残しておく)、しょうが20gみじん切りを入れて手で混ぜる。そこに豚肩ロース(バラでもよい)薄切りを加え、肉をつぶさないように混ぜる。せいろのキャベツの上に肉を手で広げながら乗せて15分蒸す。残しておいたねぎをふる。せいろごと、食卓へ出して熱々を食べる。せいろがない場合、お皿に入れて蒸してもよい。その場合は半量くらいで作る。電子レンジ加熱でもよい。

 ●5日目

*大根もち*

*キャベツとハマグリのバター蒸し煮*

 ●6日目

*新たまねぎたっぷりスープ*

*白菜のサラダ*

 ●7日目

*大豆とキムチの韓国風鍋*

*大根めし*

(新聞「農民」2002.5.20付)
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2002年5月

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