「農民」記事データベース20020506-537-18

産直ボックス丸ごと使って

HAPPY料理

料理研究家 吉田文子さん


 千葉県多古町旬の味産直センターでは、学校生協、千葉や神奈川の新婦人グループなど、さまざまな野菜BOXを出荷しているそうです。

 今週のメニューは神奈川新婦人のBOX、野菜7品(大根1本・ほうれん草1束250g・長ねぎ2本・ミニトマト150g・ピーマン4個100g・にんじん5本600g・ひらたけ100g)と有精卵4個で作らせていただきました。

 どの野菜もとてもおいしく、風味豊かです。あっという間に使ってしまいました。

 私も新婦人のメンバーのひとりですが、野菜BOXを利用しない方の理由のひとつとして、よく「野菜BOXは使いきれないから」ということを言われます。

 でも、こうして実際に料理を作ってみると、一週間分としては利用する野菜の半量にも満たないと思うのです(朝・昼ごはんもあり、夜も1品ではないのだから、ここに書いてあるより、もっと野菜を必要とするはず)。しんのみ畑(名前がいいですねぇ!)という季刊のカラーの冊子も発行されており、そのすばらしい内容に感動しました。

 〈産直BOXが届いた日にしておきたいこと〉

 大根の葉をさっと塩茄でしておく。


●1日目

*ねぎのスティック春巻き・12本*

 長ねぎ100gを縦に4等分して7mmくらいに切り、醤油小さじ2を混ぜしばらく味をなじませる。(納豆のタレがあれば、醤油を減らして、使う)納豆1パック45g、片栗粉大さじ1を加えてよく混ぜる。小麦粉大さじ1を大さじ1・5の水で溶く。春巻きの皮を半分に切り、コの字型に小麦粉のりをつけ、大さじ1くらいの具を細長く乗せ、巻き寿司を巻くようにコロコロと巻いていき、両端を止める。中温の油で揚げる。途中で火を弱め、ゆっくりと揚げ、最後に火を強めて油から上げ、重ねないようにして余分な油をきると、まわりはカリッと、油っこくない春巻きに仕上がる。
 シンプルな味付けながら、ねぎのおいしさを味わえる。大根とにんじんのなますを添えて。

*ほうれん草のおひたし*

●2日目

*妙り大豆と人参のガーリックライス*

 米2合はといで普通の水かげんにする。人参300gをすりおろす。大豆1カップをフライパンに入れ、中火で薄いきつね色になるまでから妙りしてお皿にあげる。そのフライパンににんにくみじん切り3かけと油大さじ2を入れて中火で妙め、薄いきつね色になったら火を止めて大豆をいれて混ぜ、にんじんも加え、米に加える。コンソメスープの素1個をあらく砕いたもの、塩小さじ1/2、こしょうを加え、普通に炊く。写真で添えてあるのはミニトマト、茹でピーマンカップのツナサラダ

●3日目

*簡単あんかけ豆腐*

●4日目

*かつおのたたき2種のねき添え*

●5日目

*大根の共あえサラ夕*

●6日目

*にんじん蒸し餃子*

●7日目

*簡単ふろふき大根・木の芽味噌*

(新聞「農民」2002.4.29・5.6付)
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2002年5月

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