「農民」記事データベース20020506-537-05

大単組でさらに前進の展望

岩手・胆沢町農民組合

関連/トウモロコシ栽培講習会
  /神戸で総会と花見   


 岩手県胆沢町農民組合ではこの間の税金申告のとりくみを通じて、多数の新会員を迎えました。

 農民組合は、例年より早く一月に総会を開き、学習会を旧町村単位で連続して開催。役員も、学習会に来た生産者から「昨年から税金が高くなって困っている」との声をきき、「農民組合を広げるこのチャンスを逃す手はない」と実感。宣伝・組織の仕方も役員会で議論し、工夫しました。

 まず、各農家に農民組合の姿が三回、四回と見えるように、のべ一万五千二百枚のチラシをまき、さらに二月の集落ごとの集まりを、一回目は計算会でなく学習会にしました。そして、あらかじめ組合員に一人二枚のチラシを配布して、周りの生産者を誘って参加することを提起。これらのとりくみを通して、申告日までに十九人の新会員を迎えました。

 事務局長の黒沢俊明さんは「胆沢町農民組合は二百人の大組織になってこの数年間は頭打ちの感があったが、今回のとりくみで今後の展望が見えてきた」と語っています。

(岩手県連 岡田現三)


トウモロコシ栽培講習会

山形地方農民連

 山形地方農民連は朝市をはじめ、病院給食、生協、野菜ボックス、さくらんぼやラ・フランスの産直などに取り組んでいますが、新たにトウモロコシ「スーパースイートきぼう」を作ろうと四月三日に山形市で講習会を開きました。

 講習会には、新たに野菜作りに挑戦する六人を含め十二人が参加しました。山形地方農民連の野菜産直部長の伊藤玉蔵さんが講師となり、作り方を話しました。

 十アール当たり二千本の収穫を予定し、六十アールの面積に植えることを計画しています。

(山形県連 高橋嘉一郎)


神戸で総会と花見

兵庫食健連

 兵庫食健連は四月六日、神戸市で総会と花見を行い、三十人が参加しました。総会は十時半から始まり、税関行政研究会員で兵庫食健連の柳澤尚事務局長が「輸入現場から見た食と農はいま!」と題して講演しました。昨年度の取り組みと大豆畑トラスト、グリーンウエーブや地域食健連の結成などの運動方針を確認。高田智会長、柳澤事務局長ら役員を選出しました。

 午後からは、近くの須磨寺公園で花見。港湾や国公労組などの労働者、新婦人や母親連絡会、農民連からの参加者全員が自己紹介も兼ねながら日頃の活動や苦労話も披露しました。歌もでたりして懇親を深めました。

(兵庫県連 上野信行)

(新聞「農民」2002.4.29・5.6付)
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2002年5月

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