BSE 岩手県湯田町で学習会“畜産農家の訴え”
「狂牛病学習会 畜産農民の訴え」が四月七日、岩手県湯田町で開かれました。主催は町内の生産者がつくる「湯田町狂牛病から畜産農家を守る会」。生産者だけでなく、消費者(主婦)、役場助役、農協役員など町内から四十人が参加しました。 「出荷できない乳廃牛を導入牛といっしょにしておいたら踏み潰してしまった」「私ら肥育農家は発症につながるようなことは何もしていないのに疑いの目で見られるのは納得がいかない」と、生産者が次々に切実な実態を報告。「“○○さんが育てた牛の肉”ということがわかれば、いちばん安心」と消費者も共感をよせて語り、「政府に責任をとらせて、これからは輸入に頼らない地産地消の畜産を地域から築いていこう」と確認しあいました。 「守る会」では請求書を町内の六割の畜産農家から集めて四月四日の農水省要請行動に参加するなどの活動を続けてきました。今後はさらに、「損害補償の一刻も早い実現をめざしてとりくんでいきたい」と、はりきっています。 (岩手県連 岡田現三)
(新聞「農民」2002.4.22付)
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[2002年4月]
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