「農民」記事データベース20020408-534-06

「第28回食糧の生産と消費を考える」シンポ

都市農業がテーマ


 食糧の生産と消費を結ぶ研究会(宮村光重会長)と神奈川農業問題研究会(諏訪謙司代表幹事)の共催する「第二十八回食糧の生産と消費を考える」シンポジウムが三月二十二日、箱根高原ホテルで開かれ、八十余人が参加しました。

 例年は東京で開かれてきたものを今年から「都市農業」にスポットを当て、首都圏の一都六県を巡回して都市における農業の役割、都市住民と地域農業の関わり、都市農業の将来像などについて考えてみようと神奈川を出発点に開かれたもの。

 中央大学の大須眞治経済学部教授が「新基本法で農業はどう変わるか」と題して基調報告。神奈川で活動する各分野の六人が実践報告しました。生産者の立場から、小田原市小竹農業団地協議会の小沢和義氏が「地域農業と結んだ共同直売所」について、土づくり研究会の大原好文氏が「大規模団地造成と土作りの経験」、神奈川農畜産物供給センターの高橋康雄代表が「消費者と手をつないだ産直運動二十五年の歩み」について報告しました。

 参加者は翌日、実践報告もあった小田原市小竹の共同販売所「母ちゃんの店」、中井町の大原農園と、区画整理の外に集約させた二ヘクタールの代替農地に大型温室を建て、花を栽培する杉山農園(平塚市)を視察しました。

(神奈川県連 遠藤伴雄)

(新聞「農民」2002.4.8付)
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2002年4月

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