「農民」記事データベース20020325-532-04

トウモロコシ「きぼう」

組み換え遺伝子の種子混入なし確認

関連/新婦人と神戸港を見学


 トウモロコシ「スーパースイートきぼう」の全国リレー出荷に向けて、今年も種子の注文が続々と寄せられています。今年二月、農民連食品分析センターが「きぼう」の種子を調べた結果、組み換え遺伝子は検出されず、混入はないことがわかりました。

 昨年は、南は沖縄から北は北海道まで全国二十九道県で栽培され、虫食いや高温障害と格闘しながら、各地で「もの作り仲間」を増やし、農民連の目玉商品として市場に出荷するなど、様々な運動が広がりました。市場や消費者からは「甘くておいしい」と、高い評価を受けています。

 種子の注文はまだ受け付けているので、全国でおおいに作付けを広げましょう。

(産直協 笠原尚)


兵庫県農民連

新婦人と神戸港を見学

 兵庫県の農民連と新婦人は二月二十七日、神戸港の農産物輸入の実態を見学するとともに、学習会を開きました。

 二十三人が参加し、アメリカ産のタマネギと粉末になったパウダー状のタマネギ、ニュージーランド産のカボチャなどがたくさん輸入されている現場を見学した後、税関行政研究会の柳沢孝尚さんから「輸入現場から見た食と農は今!」をテーマに話を聞き、学習しまし

た。

 柳沢さんは、三十年前に比べ約百倍以上も輸入が増えている状況を示しながら、何でも海外に依存したがために、BSEが発生する事態を招いたと述べて、日本の農業を守る大切さを訴えました。

 農民連の組合員が休みをとり、マイクロバスの運転を引き受けてくれたり、昼食も組合員手作りのお弁当をみんなで食べました。三組の夫婦が参加してくれ、楽しい見学、学習会でした。

(兵庫県連 辻本悦子)

(新聞「農民」2002.3.25付)
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2002年3月

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