「農民」記事データベース20020318-531-07

産直ボックス丸ごと使って

HAPPY料理

料理研究家 吉田文子さん


 和歌山県紀ノ川農業協同組合さんより送っていただいた箱を開けると、葉たまねぎ、小松菜、春菊、菜花…濃い緑の野菜がいっぱい。野菜BOXを利用していると、健康にいいはずです! 不足しがちな緑黄色野菜をこんなに食べられるのですもの。

 葉たまねぎは早春の味覚ですね。馴染みのなかった野菜でお店で見ても手に取ることがなかったのですが、いっぺんに大好きな野菜になりました。こうしたこともBOXのおかげです。ねぎの部分の甘いこと! 韓国風にすることで、ニンニクもたっぷり食べて、風邪が流行していても元気いっぱいに毎日を過ごさせていただいています。

 桃の花という、嬉しいおまけもついています。


 ●1日目

*生春菊入りフライパンビビンバ*

・まずナムル(韓国風あえもの)を作る。多めに作っておくと、数日持つので、便利。
 あえごろも(にんにく2かけすりおろし、ごま油小さじ4、塩小さじ1/2、醤油小さじ1/2、砂糖・こしょう各少々、いりごま大さじ1強)を作り、電子レンジにかけたにんじん、ゆで小松菜、炒めたまねぎ(葉たまねぎ)などを別々にあえる。
・甘辛く味つけした肉そぼろ、炒り卵(卵1個、砂糖小さじ1/2、塩ひとつまみ)を用意する。
・フライパンにごま油大さじ1/2を入れて、普通に炊いたごはん2合を強火〜中火で下にきつね色に焦げができるまで熱する。熱している間にナムル、肉そぼろ、炒り卵を彩りよく載せる。
・春菊の葉先を30g手でちぎり、できあがったごはんに載せ、食卓でよく混ぜて盛り分ける。春菊は予熱でごくわずか火が通った状態がおいしいので混ぜる直前に。食べる時、好みでコチュジャンか以下のタレを混ぜる。
・タレ(多めに作り瓶に入れて冷蔵庫に)は、醤油大さじ4、酢大さじ2、にんにく大1かけすりおろし、すりごま大さじ1、一味唐がらし(なければ七味)を好みで混ぜる。

 ●2日目

*葉たまねぎの韓国風お好み焼き(パジョン)*

 はまぐり500gは酒大さじ4とともに鍋に入れ蓋をして加熱する。はまぐりが開いたら、身を取り出し、鍋に残った水分240ml(少なければ水を足す)をボールに入れ、小麦粉100g、上新粉60g、卵2個、葉たまねぎの葉の部分300g(足りなければ玉の部分も)を斜め薄切りにしたものを混ぜる。
 ごま油で3〜4回に分けて焼き、食べやすい大きさに切り、タレ(1日目)をつけて食べる。

 ●3日目 *菜花・厚揚げ・キクラゲ・卵の炒め物

 ●4日目 *キャベツたっぷり炊き込みご飯 *新たまねぎの味噌汁

 ●5日目 *春菊のおひたし

 ●6日目 *蒸しキャベツのにんにく味噌がけ

 ●7日目 *咲いた菜花とはまぐりのお吸い物 *キャベツサラダ・菜花のトッピング


紀ノ川からの野菜だより

(和歌山・紀ノ川農業協同組合の産直BOXの内容)小松菜、春菊、菜の花、キャベツ、レタス、葉玉ねぎ


【紀ノ川農協から】

 この時期の野菜は、キャベツやレタス、白菜などの巻物以外は、たいてい無農薬で作っています。有機主体の肥料だと、味、香り、日持ちなど、いずれも「ほんまもん」。紀ノ川流域は雪がほとんど降らず、適度に霜がおりて、土も肥沃でおいしい野菜ができます。

(新聞「農民」2002.3.18付)
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2002年3月

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