生産者もビックリ「塩こうじ」が釣り人に好評新潟
農民連にいがた県央センターは、漬物床として「塩こうじ」を作ってきましたが、意外にも釣り人にも利用され、人気を博しています。 「塩こうじ」は、三年前から味噌加工場「ふじ木農場」で作っています。味噌加工が終わり、後の麹は甘酒にし、さらに塩分二〇%を入れて「塩こうじ」を作ります。「塩こうじ」で作った漬物床は常温で二年間はもちます。 雪国、新潟にとっては漬物は冬の大切な保存食ですが、近年は減塩ブームで漬物が敬遠され、サラダ感覚の薄塩漬物が主流になっています。 「塩こうじ」は、麹の旨味が塩とうまくミックスされていて、おいしい漬物ができます。作り方も簡単で、塩分の調整もしやすいという優れもの。漬物だから野菜だけに使うものと思っていたところ、「塩こうじ」で魚の干物を作るという意外な利用法がありました。 釣り人から県央センターのホームページに注文がありました。ある雑誌で、塩麹で作った魚の干物がおいしいことを知り、探した末に県央センターのホームページに行き着いたとのこと。その人は、釣った魚をすぐ「塩こうじ」で漬物にしたら大変おいしかったので再度注文してきました。釣り仲間に配ったり、同人誌にも載ったらしく、首都圏に住む釣り人から注文がきて、県央センターの生産者はビックリしています。 「塩こうじ」は、「こうじ漬けのもと」(写真)〈写真はありません〉という商品名で四百グラム、三百円で売っています。 県央センターの電話・ファックス番号は、0256(38)9642。 (にいがた県央センター 捧たみ子)
(新聞「農民」2002.2.18付)
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[2002年2月]
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