「BSE対策集会」に150人参加――徳島県農民連が農家を訪ね呼びかけて――
「畜産農家の損害補償を急げ!」――徳島県農民連は、一月十九日、石井町で「BSE対策畜産農家決起集会」を開き、酪農家など約百五十人が参加しました。 参加者からは、「十七〜十八万円していた子牛が四万円ほどに。生命保険を解約してしのいでいるが、この先どうやって生活していけばいいのか」「親子二代で三十年来、牛を飼っているが、こんなに困ったのは初めて。この思いを国に届けたい」といった切実な声が出され、国民の信頼回復と農家などへの損害補償を求める大会決議を採択。国や県に要請書を送ることを決めました。 集会には、日本共産党、新社会党の来賓があいさつ。近隣の市場町の小笠原幸町長も参加して「国は、だれでも融資が受けられるようにすべきだ」と発言。県農水部からも次長をはじめ三人の職員が参加しました。 徳島県農民連が、このような大規模な集会を開くのは初めて。畜産を営む会員は少数ですが、役員を先頭に畜産農家を一軒一軒まわり、窮状を聞くとともに集会への参加を呼びかけました。このとりくみを通して寄せられた「損害請求書」への補償を実現させ、窮地にある畜産経営を守るために全力でたたかう決意です。 (徳島農民連 松長顕治)
「豆腐作り」で読者が増えた石川農民連石川県の民医連南加賀健康友の会は一月二十七日、寺井町で「豆腐作り」講習会を行い、十五人が参加しました。農民連会員が同会の役員をしている関係から、私が講師として呼ばれ実施したもの。参加者は四つのグループに分かれ、それぞれ大豆六百グラム(四丁分)に挑戦。前日から水につけた大豆をミキサーにかけ、煮たてた後に搾った豆乳は格別の味。ニガリをうって固め、木枠やザルにあげると、豆腐が完成。「こんなに甘い豆腐は初めて」「私たちの方がおいしい」などと、賑やかに論評しあいました。 短時間でしたが遺伝子組み換え問題の学習を行うとともに、新聞「農民」を勧めると三人が読者になってくれました。二月十一日には味噌作りをすることになっています。 (石川県連 西 忠恭)
(新聞「農民」2002.2.11付)
|
[2002年2月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
本サイト掲載の記事、写真等の無断転載を禁じます。
〒173-0025
東京都板橋区熊野町47-11
社医研センター2階
TEL (03)5966-2224
Copyright(c)1998-2002, 農民運動全国連合会