「農民」記事データベース20020211-526-06

「BSE対策集会」に150人参加

――徳島県農民連が農家を訪ね呼びかけて――

関連/「豆腐作り」で読者が増えた


 「畜産農家の損害補償を急げ!」――徳島県農民連は、一月十九日、石井町で「BSE対策畜産農家決起集会」を開き、酪農家など約百五十人が参加しました。

 参加者からは、「十七〜十八万円していた子牛が四万円ほどに。生命保険を解約してしのいでいるが、この先どうやって生活していけばいいのか」「親子二代で三十年来、牛を飼っているが、こんなに困ったのは初めて。この思いを国に届けたい」といった切実な声が出され、国民の信頼回復と農家などへの損害補償を求める大会決議を採択。国や県に要請書を送ることを決めました。

 集会には、日本共産党、新社会党の来賓があいさつ。近隣の市場町の小笠原幸町長も参加して「国は、だれでも融資が受けられるようにすべきだ」と発言。県農水部からも次長をはじめ三人の職員が参加しました。

 徳島県農民連が、このような大規模な集会を開くのは初めて。畜産を営む会員は少数ですが、役員を先頭に畜産農家を一軒一軒まわり、窮状を聞くとともに集会への参加を呼びかけました。このとりくみを通して寄せられた「損害請求書」への補償を実現させ、窮地にある畜産経営を守るために全力でたたかう決意です。

(徳島農民連 松長顕治)


「豆腐作り」で読者が増えた

石川農民連

 石川県の民医連南加賀健康友の会は一月二十七日、寺井町で「豆腐作り」講習会を行い、十五人が参加しました。農民連会員が同会の役員をしている関係から、私が講師として呼ばれ実施したもの。

 参加者は四つのグループに分かれ、それぞれ大豆六百グラム(四丁分)に挑戦。前日から水につけた大豆をミキサーにかけ、煮たてた後に搾った豆乳は格別の味。ニガリをうって固め、木枠やザルにあげると、豆腐が完成。「こんなに甘い豆腐は初めて」「私たちの方がおいしい」などと、賑やかに論評しあいました。

 短時間でしたが遺伝子組み換え問題の学習を行うとともに、新聞「農民」を勧めると三人が読者になってくれました。二月十一日には味噌作りをすることになっています。

(石川県連 西 忠恭)

(新聞「農民」2002.2.11付)
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2002年2月

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