「農民」記事データベース20020128-524-11

市場出荷きっかけに団体加盟

新潟 さくらんぼ生産グループ


 「新潟砂丘のサクランボ」で知られる新潟県聖篭町のサクランボ生産グループが、昨年九月、新潟県農民連に団体加盟しました。一昨年から農民連を通じて、埼玉・上尾市場に出荷し、安定した価格で販売できたことがきっかけ。五人が新たに新聞「農民」の購読者になりました。

 聖篭町のサクランボ栽培は明治二十年代までさかのぼる老舗産地。成熟期の降雨による裂果を防ぐ「雨よけテント」のリース事業にもいち早くとりくんできました。団体加盟した四十〜七十歳代の六人のサクランボ農家は、栽培技術の向上に熱心な人たちばかりで、代表の小嶋忠一郎さん(79)は新潟県連副会長も務めています。近年は、新潟東港の開発によって、海岸から何層もあった松林が伐採され、潮風による被害もありましたが、持ち前の探究心で克服してきました。

 小嶋さんは「野菜農家を組織して、町独自の価格安定制度も作っていきたい」と張り切っています。

(新聞「農民」2002.1.21・28付)
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2002年1月

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