「農民」記事データベース20020107-522-03

セーフガード本発動を

全国食健連・農民連ら 埼玉県知事に要請

知事がすぐ官房長官に電話


 ネギ、シイタケ、畳表の暫定セーフガード終了後、政府が本発動をしないため輸入が激増して年末年始の需要期に国内生産者価格が下落。生産者は悲鳴をあげています。

 全国食健連、新婦人、農民連の代表と埼玉農民連の長ネギ生産者らは十二月十三日、全国知事会の会長を務め、四回にわたってセーフガード発動を国に要請している土屋義彦埼玉県知事を訪ねてセーフガード本発動とBSE(牛海綿状脳症)の万全な対策を政府に求めるよう要請しました。

 議会開会中のため議会終了後に現れた知事は、佐々木健三農民連会長から要請書を受け取り、「みなさんの要望を官房長官に伝える」と答え佐々木会長と握手。

 懇談後、仲介の労をとってくれた日本共産党県議団の控室に戻ると、県の石沢理事が駆けつけ、「今、知事から福田官房長官に『セーフガードの本発動とBSE対策を早急にしてほしい』と要請の電話をしました」と報告。佐々木会長と柳下礼子県議はさっそく知事にお礼の言葉を述べました。

(新聞「農民」2002.1.7付)
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2002年1月

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