赤旗まつり・産直通りでの販売を終えて和歌山・しもつコープファーム 川村加代子
産直通りには二本の道が横切っていて、そこにさしかかるたびに人の流れがそれてしまいます。ミカンを売る和歌山のテントは産直通りの一番奥。どれだけの人が和歌山のテントまでたどりついてくれるのかという不安が第一印象でした。 産直通りでは、売れ残りが出そうなテントを、販売を終えたテントの人たちが手伝うというのが約束になっています。以前に手伝ってもらったことがあるので、今回はなんとしても自力で売り切りたいと思っていました。しかし、二日目の昼から降り出した雨で、売れた箱数を調べる気力も起こらないまま二日間が終了。 そうして迎えた三日目でしたが、販売応援を頼んでいた、会場の近くに住む親戚が健気に売り続けてくれて終了間際に完売。その瞬間、喜びとともに「もうこりごりだぁ」と思いました。 じつは毎度そう思っているはずなのに、何回も赤旗まつりに参加しているんです(プライベートも含めると十回近い)。「和歌山に住んでたんですよ」「生協で買ってますよ」と言って、寄ってくれるお客さん、「重たくなる」と言いつつも両手いっぱい買ってくれるお客さん、「昨日買って、おいしかったからまた来たよ」というお客さん――そんな人たちとふれ合えるからやめられないのです。 石原都知事になって、公園を借りるのが難しくなったと聞きますが、次回も懲りずに参加したいと思っています。
(新聞「農民」2001.12.24付)
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[2001年12月]
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