農民連が青果小売商の幹部と懇談“市場を守ることは共通の願い”
青果小売商(八百屋)の幹部の方との、懇談が十一月九日、東京・北足立市場で行われました。 青果小売商からは山形亟滋さん(北足立支所長・東京都青果物商業協同組合副理事長)、西牟田誠さん(同副支所長・同理事)のお二人が、農民連からは谷口副会長、斎藤産直協事務局長、小竹常任委員、佐藤の四人が出席しました。(東京都青果物商業協同組合には東京全体で四千店が加盟しています) 農民連がここ三年連続参加している「北足立市場まつり」が縁で、今回の懇談になりました。 この中で、お二人からは―― ○今回、市場まつりのテーマ“がんばれ日本の農業”は、野菜果物を大いに食べてもらいたい、健康志向を消費者に伝えたい、健康によい農作物を頑張って作ってもらいたい、そんな気持ちが込められている。 ○八百屋のプロとしての、知識や力、誇りを付けるため、若手を中心に毎月研修セミナー“八百屋塾”を行っている。 ○安全なもの、味の良いもの、栄養価の高いもの、など特徴を活かし、スーパーに負けない個性ある店作りで頑張りたい。 ○アトピー性の子どもたちに安全なものを食べさせたい。小売商も生産者も「都民の健康を応援」という点で、共通できる。 ○小売商の仕入先は、市場だけ。市場を通したものは全部、安心なんだ。そんな思いで市場を守りたい。今、営業を守ることは大変なこと など、熱心に話されました。 谷口副会長からは「街づくりでは八百屋さん、米屋さんがかなめ」「市場を守ることは共通の思い。大いに一緒にやっていきたい」と述べると、山形さんからも「できるところから始めましょう」と快く応えてくれました。また、研修セミナーへの参加、元気な八百屋さんの紹介なども了承してくれました。 八百屋さんとの共同に、確信を得た懇談会でした。 (農民連生産・流通対策部 佐藤龍雄)
(新聞「農民」2001.12.10・17付)
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[2001年12月]
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