セーフガード本発動求めて秋田県十文字町 第二回農業危機突破町民大会
「セーフガードの本格発動を」「中小農家の切り捨て反対」――秋田県十文字町の第二回農業危機突破町民大会が十一月十日に開かれました。主催は、町議会産業常任委員会、農業委員会、農業共済組合、農協、土地改良区、農業士会、認定農業者協議会、それに十文字町農民組合という幅広い団体で構成している同実行委員会と十文字町。 約二百人の町民が参加した集会では、農民、商工会、消費者の代表が、それぞれの立場から、農業の深刻な状況が地域経済全体に影響を及ぼしていることを告発。町民みんなの知恵と協力で町づくりをしていこうという訴えが相次ぎました。 第二部は、「日本型農業で安全な食糧の生産と地域農業の確立を!」というテーマで、作目別の農家の代表が、自民、民主、公明、共産、社民の各党の県議や県の政策担当者に鋭い質問をしました。セーフガードの本発動を求める声が会場からも強く出され、農民要求を無視する政府の姿勢に、自民党県議(農林水産委員長)が言い訳に終始する場面もしばしばで、県議会農林水産委員会として、政府に対する決議をあげることを確認しました。 (秋田県農民連 佐藤長右衛門)
(新聞「農民」2001.12.10・17付)
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[2001年12月]
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