「農民」記事データベース20011203-519-12

読者からのお便り


食べたい野菜

岩手県 千葉禎子

 農業をやっている義兄から「野菜を取りにおいで」と電話があり、行って畑からダイコンと白菜を取ってきました。ネズミにかじられたサツマイモも。ネギは土いっぱいつけたままで。スーパーに並んでいるピカピカ光るようにみがかれた外国産のニンジンなど、ぜんぜん色あせて見えました。義兄の所に行くと、“これこそ私が食べたい日本の野菜!”とうれしくなります。でも、腰を痛めながら野菜作りをしている義兄は、間もなく八十歳になります。


農業は不滅です

京都府 平野 力

 食糧を供給する農業は不滅です。自然の恵みの中で健康のためにも人間らしく働ける農業はすばらしいものです。ところが、若者は農村に定着していません。これは経済的に成り立たなくしている政府の悪政と政策の貧困さからです。同時に、若者に農業のすばらしさを伝えない大人の責任もあります。兼業も結構。まず田畑でともに働くことを覚えさせましょう。そして、その技術を学ばせ、収穫の楽しみを味わせましょう。

(新聞「農民」2001.12.3付)
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2001年12月

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