全国一般労組東京地方本部労組の女性懇談会が待ちに待った収穫
“落花生採るところ見てみたい”全国一般労組の東京地方本部の女性懇談会七人が、十月二十日、千葉県山田町の宇井正一さんの畑で、落花生掘り、芋掘り、ごぼう掘りを体験しました。昨年、全国一般は茨城農民連と交流会を行いましたが、今年は「落花生がとれるところを実際に目で見てみたいが、収穫はいつか?」と、六月早々に千葉農民連に電話があり、今回の体験交流となりました。 宇井さんが、「落花生は根に実をつけるのではなく、咲き終わった花が土におりていって実をつける」という話をすると、みんな「へぇー、知らなかったー」と驚きの声をあげていました。なかには「帰って職場の人に証拠をみせなくちゃ」と実をつけたまま持って帰る人もいました。 天気もよく、お昼は宇井さんの奥さんが作ってくれたお弁当とお味噌汁を、田んぼのわきにゴザを広げて、みんなでいただきました。 自己紹介では「労働条件の改善を裁判で勝ちとった」という人がいたり、宇井さんの奥さんが「昔は女性の立場は弱くて旦那の外出の口出しもできず、ただ働くだけだった。でも今は父ちゃんの農業を守る活動を理解して、自分も運動に参加しているつもりで農作業をがんばっている母ちゃんが増えた」と話し、労働組合の女性たちも「へえー」と感動していました。 話に花が咲いて、予定のバスの時間を一時間遅らせてしまいましたが、この日収穫したたくさんのお土産を、両手いっぱいにさげて帰りました。 (千葉農民連 小林朋子)
(新聞「農民」2001.11.12付)
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[2001年11月]
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