「農民」記事データベース20011105-515-07

10・23国民大集会

“参戦法許すな”熱気みなぎる


 十月二十三日、東京・明治公園で開かれた「テロ糾弾! 報復戦争やめろ! 小泉『改革』に異議あり 10・23国民大集会」には、「平和、雇用、命を守ろう」という思いを胸に抱いて、全国から二万五千人が集いました。

 会場には「テロも報復戦争もノー」「憲法を守れ!」の横断幕やプラカードがいくつもいくつも掲げられ、団体旗が林立。その中には各地の農民連のノボリ旗も。青年の姿も目立ち、「憲法違反の参戦法を許すな」の熱気がみなぎります。

 各団体が登壇して決意表明するなかで、菅井巌・農民連青年部長、上山興士・全税関委員長、日本母親大会連絡会の横川こずえさんも、農民・労働者・消費者それぞれの立場から「輸入規制で、食糧・農業を守れ!」と訴えると、会場から「そうだ!」「ガンバレー」と大きな声援と拍手が起こりました。

 「小泉首相は、食料だけでなく、着るものも、靴も、住宅もどんどん輸入して、代わりに自衛隊を輸出しようとしているが、やることがあべこべだ」と上山さん。「狂牛病が発生したのは、政府の責任。おかげで農民も消費者も業者も大きな被害を受けています。私たちは、損害をすべて補償させて、畜産を守り、国民に安全な牛肉を届ける」と菅井さん。横川さんは「輸入に依存するやり方を変えさせ、自給率を引き上げて、国産の安全・安心な食べ物で健康を守りましょう」と訴えました。

(新聞「農民」2001.11.5付)
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2001年11月

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