「農民」記事データベース20011015-512-02

全国町村会を訪問・懇談

農林漁業振興など 農民連佐々木会長ら


 農民連の佐々木健三会長と在京の役員は九月二十八日、今年七月に「二十一世紀の日本にとって、農山村が、なぜ大切なのか―揺るぎない国民的合意にむけて」と題する提言を出した全国町村会(会長=山本文男・福岡県添田町長)を訪ねて懇談しました。

 農民連と全国町村会の懇談は初めて。席上、佐々木会長は「提言を読んで、農業、地域の問題をこれほど丁寧に考えておられることに力強く思った。農民連の考え方、運動と多くの点で一致する」とあいさつ。応対した全国町村会の牛島正美・経済農林部長らは「町村の問題意識、危機意識は提言のとおりです。町村の現状について、幅広く国民に認識してほしいと思ってまとめた」と述べました。

 農民連はこれまで、岡山県加茂川町や長野県栄村などの町村長と懇談し、地域、農業を守る協力・共同のとりくみを進めてきました。農民連の運動を紹介した笹渡義夫事務局長は「提言に書かれているような内容で、町村長との懇談や働きかけを全国に提起している」と発言。

 牛島氏は「専業的な農家と、朝市・直売所に出すお年寄りなどの両方がいて、地域の厚みを形作っています。農業と二次・三次産業との連携をはかったり、産業と環境、雇用の問題を結びつけるといった総合的な行政を担う町村長の役割が重要になっていると思う」と語りました。

(新聞「農民」2001.10.15付)
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2001年10月

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