「農民」記事データベース20011001-510-04

本当の平和非同盟でこそ

国際シンポジウム参加のユースネットがツアー報告


 非同盟国際シンポジウムには、埼玉県で「平和のための戦争展」に取り組んでいる高校生をはじめ、日本AALAユースネットの学生も大勢参加しました。AALAユースネットの学生たちは、日本と同じように米軍基地被害に苦しむプエルトリコへのスタディーツアーに参加した体験やその時感じたことを発言。シンポジウムの運営もボランティアで支えました。

 AALAユースネットは「アジアと世界に広がる平和の流れ、その中で日本の役割、私たち一人一人の役割を考えよう」をテーマにかかげ、参加者の要求や主体性を大切にながら、プエルトリコ、ボストン、ニューヨークへのスタディーツアー(八月二十六日〜九月九日)や韓国へのスタディーツアー(三月)などを行い活発に活動しています。

 九月十八日には、プエルトリコスタディーツアーの報告会を都内で開催しました。スタディーツアーに参加した学生は「プエルトリコに行って、初めて日本のことを見つめられた」「現地の人が言った、『プエルトリコの基地問題はここだけの問題でなく、世界の平和に貢献する問題だ』という発言が印象に残っている」「米軍に基地を提供している日本が、これからどの方向に向かうのかが問われると思った」「本当に平和を目指すのであれば、非同盟中立の日本を目指さなければならないと思う」などと発言しました。

 また、アメリカで起きた同時多発テロに関して「テロにより、現地で聞いたことが一気に否定された気になった。日本国憲法を守ってゆくことが、国際貢献につながっていくと思った」「テロによって軍隊の非力さが明らかになり、日米安保条約がチョー意味ないものだと見せつけたと思う。非同盟運動がこれから生きてくると思った」と述べました。

(新聞「農民」2001.10.1付)
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2001年10月

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