徳島農民連の青空市

テレビデビューで問い合わせ殺到

　徳島農民連がとりくんでいる青空市が、県のローカル番組「フォーカス徳島」で放送され、「農民連とはどんなところか？」などの問い合わせが相次ぎました。

　青空市は、五年前から毎週日曜日、徳島市の健生病院で開かれています。並んでいるものは折り紙付きの安全なものばかり。ナスやキュウリ、カボチャなど農家の自家用野菜、スダチの搾り汁や梅干し、ジャム、お寿司などの加工品、それに共同作業所の人たちが作ったパンや豆腐、牛乳など約五十種類。青空市に参加する組合員は十三人ですが、中にはバナナピーマンなど変わったものを作るのが大好きな人がいて、「何これ？」と店先で話題になることもしばしば。また一押し商品は、漁民の組合員が出している徳島の渦潮が育んだワカメで、味を知った常連客がたくさんいます。

　徳島農民連の産直運動は、この夏、体制を整えて新たなスタートを切りました。それを記念してテントを新調、青空市の手数料を引き上げるかわりに先着順で豚汁をサービスするなど、お客さんを増やす努力をしています。また年内には青空市二号店の開店や産直ＢＯＸ倍増プロジェクトも進めており、テレビデビューは抜群の宣伝効果でした。

　僕は、今年から家業の農業を継ぎ、米、野菜、スダチ、キウイフルーツを作るかたわら、徳島農民連の事務局員として活動しています。農家と接する機会が増えて「農民連がなければ農家の生活は立ち行かん。もっと組織を大きくしなきゃいけん」という思いをますます強くし、がんばる決心をしています。

※徳島渦潮ワカメを食べてみたい方、扱ってみたい産直組織は、電話・ｆａｘ〇八八―六八九―二〇〇三（徳島農民連産直センター）にご連絡ください。