分析センターだより段々薄っぺらになる食文化
先日、滋賀県で開催された第四十七回日本母親大会分科会にパネラーとして参加し、分析センターでの活動を報告してきました。 テーマは「遺伝子組み換え食品、環境ホルモンの問題、地産地消運動」と盛りだくさん。四百人以上入れる立命館大学の教室はあっという間に満杯になり、食べることと育てることへの関心の高さがそのまま現れていると感じました。 会が進むにつれて、骨を抜き張り合わせた魚のこと、無洗米のこと、二才から一緒に作る育児食のこと、ファーストフードのこと、食事の乱れのこと、生産者と消費者と労働者のつながりのこと、二十一世紀の食品をどう方向付けていくかということなどなど、テーマが次々出てきます。そういった食生活について、みんなで考えたい課題や目標が話し合われました。 最近の日本の食文化はどんどん薄っぺらいものに変わっている気がします。このなかで、家庭の原動力である母親のみなさんが、あふれるエネルギーを食事や育児にいっそう向けられるようにしていくことが大切なんだなと感じました。
(新聞「農民」2001.9.17付)
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[2001年9月]
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