脊椎からみたからだのこと脊椎矯正師・山口真奈美
肩こりのお話農業が忙しい季節になってきました。今回は、腰痛の次に悩んでいる方が多い肩こりのお話です。肩の痛みはどこの国の人にもありますが、“肩こり”は日本人独特の悩みなのはご存知ですか? それは、肩をたたく習慣があるからだともいえるでしょう。 肩がこると、最初は軽くたたきますが、そのうち強くたたかないと効かなくなってきます。また、頻繁にたたくようになり、いつの間にかしょっちゅう肩をたたいていないと気がすまなくなります。つまり自分で肩こりを常習化=「中毒」状態にしてしまっているわけです。 肩こりの患者さんに多い癖が「首を鳴らす」です。 首を勢いよく曲げたり、ひねったりして音をならすと肩こりが楽になった気がする! というのです。しかし、「なぜ骨が鳴るのか?」ということは医学的に解明されていません。首の骨(頸部椎骨)は人間にとって重要な骨で、大変複雑な形をしています。自分で自分の骨を痛めてしまう可能性があるので注意しましょう。 運転中や農作業中に肩こり・腰痛を感じたら五分くらい休憩をとるようにしましょう。ひどい方は休憩の回数をこまめにとるようにしましょう。その時、今までのように肩をたたくのではなく、後ろにあるのもを取るような感じでゆっくりと肩を何回も回すのがいいでしょう。一度で効果が出るものではないので、しばらく続けてみてください。 では、肩こりをなくすにはどうしたらいいのでしょう。 原因が骨のズレにあるのだったら矯正し、他の病気と同様、もとを断たなければなりません。一人で悩んでも解決しませんし、痛みは他人にはわかりません。体のことは自己判断せず専門家に相談することをお勧めします。(桑岡俊文著「痛みは体のSOS」から引用)
各KCSセンターでは健康診断を行っています。体のことで気になることはご相談下さい。またKCSのホームページには各県のKCSセンターを紹介しておりますのでご覧下さい(アドレスはhttp://www.kcs-center.com)。KCSセンター・千葉みどり台 山口真奈美(〇九〇-二五三六-五七五一) (新聞「農民」2001.6.25付)
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[2001年6月]
農民運動全国連合会(略称:農民連)
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