「農民」記事データベース20010625-498-10

山形・庄内地方のとりくみ学んで

心ゆくまで語り合おう

二〇〇一年青年部“夏の学習交流会”in 鶴岡

 農民連青年部は六月二十九日〜七月一日の三日間、山形県で二〇〇一年「夏の学習交流会 in 鶴岡」を開催します。庄内地方の文化や伝統にふれ、進んだ経験を学び、全国の仲間と心ゆくまで語り合い、交流できる青年部の学習交流会に参加しましょう。


 今年の学習交流会のテーマは「地域作り」。

 学校給食発祥の地と言われ、消費者生協、医療生協などの協同組合運動もたいへん盛んな庄内地方の、特色あふれる地域の取り組みを「庄内の風土と、協同のある地域づくり」と題して、青山崇さんから話を聞きます。また、経営作目別に分かれて農業、地域などなど、ざっくばらんに話し合う場も。夜には、参加者が持ちよった自慢の農産物と地酒を食べて飲んで交流します。

 魅力たっぷりのコース別視察

 おすすめの企画は、おいしいものを食べながら楽しく体験し、学習できるコース別視察。「産直」、「郷土伝統食」、「野菜・果樹・花卉」、「稲作・畜産・環境」の四つを用意しています。

 産直コースは「だだちゃ豆」やトウモロコシ「きぼう」の生産現場と産直センターを訪問したあと、農民組合員が作った手打ちラーメンを食べ、生協の店舗に設けられた農民センターの産直コーナーと生鮮野菜の出荷施設「しゃきっと」を見学。

 郷土伝統食コースは、庄内独特の「笹まき」作りを体験し、郷土料理で昼食のあと、国産原料にこだわった「本長漬物店」や「庄内米騒動」の造り酒屋を見学。

 野菜・果樹・花卉コースは、砂丘地でのメロン、野菜、さくらんぼ農家を訪ね、試食もしながら話を聞き、産直米を供給している中華料理店で昼食を食べ、周年で花卉栽培に取り組んでいる農家を視察。

 稲作・畜産・環境コースは、アイガモ農法に取り組む農家を視察した後、給食の残渣を養豚飼料に利用する「エコピック」事業の施設を視察。県内産ソバ粉を使ったそば屋で昼食を食べ、藤島町にある養鶏場の堆肥施設を視察。

 どのコースも魅力たっぷりで充実した内容です。

 若者の食を考えるシンポも開催

 さらに今年は、初めての取り組みとして、地元の青年にも広く呼びかけた「若者の食と健康、仕事と暮らしを考える」シンポジウムを開催。

 最終日には、庄内の自然と文化にふれるオプショナルツアーも準備中で、盛りだくさんです。

 お問い合わせ、お申し込みは、各県の農民連か全国連青年部まで。

(新聞「農民」2001.6.25付)
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2001年6月

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