民宿の客にも好評の直売所山形・朝日
田んぼにはまだ雪が残る四月三十日、山形県庄内農民センター朝日支部は、朝日村の田麦俣(たむぎまた)集落にある民宿「田麦荘」で毎週日曜の直売所を始めました。 この日、早朝から山を歩き採ってきた山菜を手に、組合員が集まってきます。山菜以外の加工品や、栽培している二輪草も持ち込むなど、ガヤガヤと試行錯誤の直売。初めての体験で、お客さんに「これいくら」、「もっと上手に売らないと」とせかされる場面も。初日とあって、支部の人たちも大勢応援にかけつけ、つきたてのお餅も販売しました。連休後半では、山菜を天ぷらにして食べてもらい、好評を博しました。 このキッカケは昨年十二月。田麦荘で行った支部の「土洗い」(農作業の慰労会)の時、農民組合の取り組みを説明したところ、田麦荘の女将さんから「ぜひ山菜の直販をやってほしい」と誘われました。その後、庄内農民センター総会でも支部ごとに直売所を立ち上げることを決め、朝日支部が先頭を切ってスタートしました。 朝日支部事務局長の今野太一さんは、「毎週日曜日の直売も、田植えの時は休みましたが、なんとか慣れてきたので、これからは、野菜なども出していきたい」と話しています。
(新聞「農民」2001.6.25付)
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[2001年6月]
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