田植え 列島各地でにぎやかに
家族連れで田植えツアー北海道・空知北海道の空知中央農民組合・同産直センターと新婦人北海道本部の共催した“田植えツアー”が六月三日、岩見沢市の農民組合員の約五アールの田んぼで行われ、札幌市からかけつけた家族連れ、農民組合員ら百人余が参加しました。「さあ、靴を脱いで裸足になって」の合図で田んぼに入る子どもたち。足が抜けなくて半べそをかく子どもや「だんだん沈んでくる」と足元を気にする子もいるなど、にぎやかに田植えをしました。 田植えの後は、納屋で昼食、交流。あいにくの雨模様で、田んぼから出ると少し寒かったので、石油ストーブも用意しました。農民組合員女性部のお母さんたちが作った豚汁を食べ、体を温めました。 お腹がいっぱいになったところで交流。例年だと子どもからの質問が多いのですが、今回は親の方が「自分たちが植えた田んぼの収量はどのくらいあるのか」「苗をもらって帰り、プランターで育てたいが、どうすればよいのか」などの質問が出され、組合員もビックリ。 空知中央農民組合の井上耕太郎委員長が「秋には今日植えたお米の“稲刈りツアー”をしますので、ぜひ参加してください」と呼びかけました。 (空知中央農民組合 小橋都)
伝統文化を継承広島・花田植え広島県千代田町の任生花田植えが六月三日に行われ、見に行きました。中国自動車道千代田インターを下りると、数百メートルの個所に花田植えの会場がありました。午前十一時から千代田小学校の吹奏楽団の演奏に子ども田楽も加わり、合奏が行われました。午後一時から花田植えのための神事、花笠踊り、いっぱい飾りをつけた牛十三頭による田ならし、その後、早乙女と囃子のなかで本番の花田植えが行われました。 NHKがカメラ四台を備え付けて収録したり、数百人のアマチュアカメラマンもかけつけていました。町をあげての一大イベントという感じでした。若干ショウ化されている向きもありますが、農村にとってもっとも大切な田植えと結合した伝統文化が継承されていることに感動しました。 (山口県連 金子昭二)
(新聞「農民」2001.6.25付)
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[2001年6月]
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