「農民」記事データベース20010625-498-02

「総対話運動」最終盤、「農民」拡大目標達成のうねりを!

――全国の仲間のみなさんに訴えます。

2001年6月12日 農民運動全国連合会常任委員会


 支部や班を中心に、まわりの農家に要求運動への参加を呼びかけ、新聞「農民」の読者を広げる「総対話運動」もいよいよ最終盤です。全国の仲間のみなさんが、参院選や都議選のたたかいと結び、総決起されることを訴えます。

 広がる農民連への期待、呼びかけを待っている農家
 最近、生協や市場、小売などから提携を求める要請が相次いでいます。「ものを作ってこそ農民」「輸入物に負けるな」を合言葉にがんばる農民連への期待です。流通業者も「国産農産物がないと商売にならない」というほど、私たちの農産物を求めています。

 埼玉県南農民センターの仲間は、農家を軒並み訪ねて対話したところ、元自民党市議の農家は、相続税で農地や宅地を失い「自民党にここまでやられるとは」と読者に。福井県では、農民連の直売所作りのよびかけに、新たに二十人の農家が参加するなど、「農家が農民連の呼びかけを待っている」というのが、対話に参加した仲間の実感です。

 こんな期待の広がりを生かし、百三十五部増やしている千葉県連や全県の統一行動を組んで九十部以上増やした埼玉県連をはじめ、目標を達成した「拡大チャレンジャー」が何人も生まれています。こうした全国の奮闘によって、今年度以降、新たに千五百人近い新聞「農民」読者が生まれ、会員拡大も前進しています。

 私たちと一緒に農業でがんばる仲間が増え、私たちが発信する「農民」読者が増える――こんなにうれしく楽しいことはありません。

 支部・斑で集まって話し合い、みんなで楽しく要求運動――は農民連の「宝」
 農民連本部は、支部・班向けの「私たちの計画」用紙をお届けしました。支部や班が集まって学習し、連帯感あふれる話し合いやイメージ膨らむ計画を作り、みんなで分担して運動を進める事を願ってのものです。

 初めて税金運動に参加した会員の発言をきっかけに、税金の勉強会や記帳会が計画されたり、直売所づくりの準備のために、たびたび集まっては話し合うようになったなど、生きいきとした支部・班が生まれています。こうした一つひとつの取り組みが、農民の生産意欲を呼び起こして地域農業を再生させることと深く結びついています。

 「総対話運動」最終盤、「農民」拡大目標達成のうねりをつくり、参院選勝利へ結びつけよう
 六月は「総対話運動」の総仕上げの月です。すべての都道府県連が「決めた目標をやりきる」立場で団結し、役員を先頭に奮闘することを強く訴えます。

 (1)都道府県連や単組は、これまでの取り組みの成果や教訓を話し合い最終盤の運動を具体化しましょう。

 (2)役員は、支部・班に足を運び、話し合いと計画作りを援助しましょう。

 「総対話運動」は、切実な要求を強めている農民の期待に応える運動であり、農業つぶしの自民党農政を変えるたたかいです。

 新しい「農民」号外や、「ベビーフードから農薬検出」(PR版)など、資材は豊富です。すべての会員が、まわりの農家に一部、二部と「農民」を広げましょう。県の統一行動の設定、農業委員総当たり作戦、産直でつきあいのある消費者への働きかけなど、みんなでがんばってそれぞれが決めた「農民」の拡大目標を達成しようではありませんか。

(新聞「農民」2001.6.25付)
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2001年6月

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